新関脇若隆景の優勝で幕を閉じた大相撲三月場所14日目の観戦記録 in エディオンアリーナ大阪
2022年3月26日(土) 大阪場所初観戦。
お茶屋さんが強いのだろうか…大阪場所はなかなかチケットが取れなかった。
そして、唯一のコロナの恩恵とも言える、マス席チケットの値段。本来4人分の値段だが観客の人数制限もあり、マス席は2人分の価格でゆったり座れる。5月場所からは人数制限なしで4人マス席として売り出されるようで、いい席だと6万円程になる…。来場所以降は椅子席で観戦することになるだろう…。
横綱照ノ富士は休場となってしまって残念だったが、不甲斐ない大関陣はおいておき、関脇若隆景、高安、琴ノ若の優勝争いを楽しむことができた大相撲三月場所14日目の観戦記録を記す。
令和四年三月場所の主役は高安・若隆景だが、14日目1番の拍手はカド番大関正代に送られた
3/26(土)、相撲観戦当日は生憎の雨。大阪城は翌日晴れたので行ってきた。
14日目の楽しみな取り組みは、最後の三番。
大関正代(7勝6敗)-前頭七枚目高安(12勝1敗)
前頭六枚目琴ノ若(10勝3敗)-新大関御嶽海(10勝3敗)
関脇若隆景(11勝2敗)-大関貴景勝(8勝5敗)
冒頭、不甲斐ない大関陣…と、つい口走ってしまったが、カド番大関正代は序盤の1勝5敗から本来の強さを見せており、14日目取り組み前までで7勝6敗。まさかここまで盛り返して来るとは…。ただ、残りの優勝争いに絡む力士や大関戦を残しており、この時点で優勝候補最右翼の高安有利で、この取組も高安に負けて7勝7敗。千秋楽で誰と組まれるのか…。私の興味はすでにそちらに向かっていた。
しかし、終わってみれば、正代の見事な掬い投げで高安はきれいに投げ飛ばされてしまった…。写真に収められなかったのが悔やまれるほど、勝ち越しを決めたカド番大関の安堵の表情に、場内は大いに盛り上がった。私も、その日1番の拍手を送っていた。正代は本来強いんだ。千秋楽も本割で勝てば優勝が決まる若隆景に圧勝していたし…。
新大関の御嶽海は、まだ優勝の可能性が合った琴ノ若にあっさり破れ、千秋楽の巴戦に一縷の望みを与えてしまった…。強いんだけど、あっさり負けるところがある。そうなってほしくはないが、クンロク大関感は否めない。
小柄力士だが大関霧島を彷彿とさせる若隆景
そして、14日目結びの1番。
正代と同じくカド番大関の貴景勝。
すでに勝ち越しを決め、安心してしまったのか、11日目に琴ノ若の白星から12日目正代、13日目高安に連敗。結局千秋楽まで4連敗して87大関となってしまった。
僧帽筋がすごい若隆景。
貴景勝に寄り切りで勝ち、千秋楽を残し高安を2敗で並んだ。
若隆景はまだ若い。ここは高安に譲ってやってくれ!そう思っていたが、高安は精神的なものなのか、番付上の上位陣には体力的に勝てないのか…。
結局、双葉山以来の新関脇優勝で若隆景が初優勝した。
千秋楽は決定戦までもつれたが、そこでも高安はキレイにひっくり返っていた。押していたけれど…。
高安も来場所は幕内上位に入ってくる。若隆景もこの先2場所の成績次第では、年内の大関昇進もあり得る。小柄だが強い力士として、大関霧島や、大横綱千代の富士を彷彿とさせると思う。琴ノ若も若手の有望株。先代琴ノ若を超える番付を目指してほしい。
推し力士逸ノ城 2桁勝利いってほしかった
推しの逸ノ城。
二桁いけば、小結復帰もあるはずだったが、結局9-6。
大栄翔が小結かな…。
十両力士から、返り入幕濃厚な王鵬。
同期の豊昇龍と差が開いてしまったが、幕内での対決を期待している。
豊昇龍は小結で勝ち越し。ますます朝青龍に似てきた。
ウクライナ出身の獅司(しし)
幕下の取り組みでも大歓声が…。
現在、ロシアに侵攻されているウクライナ出身の力士、獅司。
14日目も取り組みがあり、見事に勝利で6勝1敗。来場所は幕下15枚目以内には入りそうなので、名古屋場所での新十両も十分あり得る。
ウクライナ・ロシア問題、早く落ち着いてくれることを願う。
取り組みはしっかりみたいタイプなので、取り組み前の写真がほとんどだが、今回の作品を載せる。
第100回全国高校サッカー選手権準決勝観戦記録 青森山田(青森県)対高川学園(山口県)@新国…